2015年10月12日月曜日

Boys, Be Ambitious ! その②

【前回のつづき】
前回のエントリーは、クラーク博士のこの言葉というのは 想像とは違った文脈から生まれて、人口に膾炙している・・・というネタでした。

で続き。

この"Boys、Be ambitious" をそもそもブログに書きたかったのは、やけに大げさな訳だなぁと感じていたのですが、本当はこんな話なんじゃないの? って勝手な妄想をしたことがあったです。

-----以下、勝手な妄想----

明治時代、日本の若者の教育にやってきたクラーク博士、将来の夢はなんだ?と、生徒に尋ねても尋ねても、
「しっかり勉強し、お国のために働きます」とか
「海軍に入り、強い国をつくることです」とか
「役人となって、富国強兵に努めます」とか
公務員・軍人・役人になるような返事があるばかり・・・

これに、ちょっと待ってくれよ! 若者というのはもっと夢や希望があっいいんじゃないのか?  と思った博士が言った言葉。それが Boys,be ambitious

大上段に構えて、「少年よ!大志を抱け!」と自らの教育理念を熱く語ったのではなく、「若者というのは、色々やりたいことがあるものなんだから、もっと色んな夢があってもいいんだぞ」と。

-----妄想終わり----

これが私の妄想。
この妄想をブログで一回書きたかった(笑)

まあ、実は
これ、本題への導入なんですが、
本当は、 Be動詞 って 興味深いわ! ってことを書きたかった
(実に変な興味ですが本当なのだからしょうがない・・・)

英語は一般動詞 と Be動詞がある。
一般動詞 →→→ 動作・現象・感情の動きなどを表す
Be動詞 →→→ 『あり方』を表す

クラーク博士の言葉を ”大志を抱け!” とか、”夢を持て!” と訳すこともできる。けれどもそれではBe動詞のもつ『あり方』の部分、 "そもそもそういうものである" というニュアンスが抜け落ちてしまう・・・

be動詞のニュアンスを含めてあえて訳すと よくある次のフレーズたちはこうなる!

『Boys,be ambitious→→→ 少年とは 夢や希望を持っているもの。だからもっと野心的でありなさい。
『Be quiet→→→ こういう状況では静かにするもの。だから静かにしなさい!
『Be a Driver→→→ 人生は自由。だから好きな道を進みなさい!(ワクワクする車を選びなさい!!)

最後のはご存知のやつです。そう、MazdaのCM。これ好きなんだなぁ〜。
運転手になれ! といって、運転する人の数を増やし、車を売ろうとしているのではないですよ。決して。